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『アナログ』VS『デジタル』のせめぎあい! The  校正  world!!

Posted by inoue on 2016/07/26 12:00:00
inoue

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校正の世界にも、デジタル化の波は、良くも悪くも、ひしひしと押し寄せてきています。

従来の紙の上での校正だけではなく、WordやExcel、PDFなどを駆使した校正作業も増えてきたこの頃。

今までは、紙の原稿に手書きで赤字指示を書いていたものが、今ではPDF上で書くこともでき、そのままメールで送れば、紙原稿をわざわざ運ぶこともなく、スムーズに仕事が運ぶという、実にいい時代に。

でも、そこには大きな落とし穴が……。

●WordやExcel、PDFなどで作成されたデジタル原稿の利点

・すぐに修正ができる02.jpg

・何度でも修正ができる

・特定の語を検索できる

・検索・置換で一括修正ができる

・紙の節約   etc.                      

 

→大変便利です。効率化にも大いに役立ち、時にはエコにも。

 

しか~し!

紙とは違い、限られたPCの画面の範囲だけでは、03.jpg

・鳥瞰的な見方がしにくい…

・うっかり操作で誤ってデータが修正されてしまう…

    etc. 

 

→思わぬミスが発生する事態も…。

 

 

■↓こうなりたくない、あなたへ。注意すべき例 1
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WordやExcelなどの便利な機能「検索・置換」の一括修正の落とし穴に注意!!

例えば…

ある特定の語を修正するような赤字指示が入ったとします。

「ショルダーバッ」「ハンドバッ」などを、「ショルダーバッ」「ハンドバッ」に、表記統一をする指示です。よくあることですよね。

紙での校正の場合は、これらの語がどこに入っているのか、一つ一つ、人の目で探さないといけないため、大変な労力と時間がかかっていました。

でも、WordやExcelなどの原稿の場合は「検索・置換」で、一瞬で修正することができます。

今回もその機能を使い、「バッ」という語を「バッ」に一括修正してみました。

 

…ところが、この原稿の中には「バックスキン(鹿革)「バックル」という語も含まれていたため、それらの言葉まで修正されてしまいました…。

「バッスキン」が「バッスキン」に、「バッル」が「バッル」のように…。

 

このように、よく原稿内容を確認しないまま、一括修正することは大変危険です。

余計な語が修正されないように、少し手間でも、変換する語を単に「バック」ではなく「ショルダーバッ」や「ハンドバッ」に限定したり、もしくは、いったん「バック」で検索し、一通り含まれている語をチェックしてから、余計な語まで修正されてしまうのを防ぐようにします。

校正は、品質が第一。起こり得るリスクを想定して、品質を高めていきましょう!

 

 

 ■↓こうなりたくない、あなたへ。注意すべき例 2
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異なるページを見比べるとすぐに間違いに気付けたのに…。

 

デジタル原稿では、PCの画面で表示されているページが、今見えているすべてになってしまいます。

紙の原稿の場合は、複数ページを並べて同時に見ることができます。

ですので、見比べるとすぐ気が付く間違いや不揃いが、画面上だけではなかなか気が付くことができません。

もし見比べるのが2つだけならば、パソコンを2台並べて表示させればよいのかもしれませんが、それ以上の数になったらお手上げです。

ウィンドウを分割して表示させるという手もありますが、そうすると一つの画面サイズが小さくなり、一度に表示できる面積が限られるので、やはり鳥瞰的な見方は難しいのです。

 

 

●まとめ

2016年現在、校正の世界では「アナログ」VS「デジタル」の軍配は、五分五分でしょう(自分調べ)。

たしかに、デジタル原稿のおかげで、校正は便利になりました。これからも、便利になっていくでしょう(期待を込めて)。でもまだまだ人に頼る部分は大きいです。

現段階では、互いの利点を活かして、品質を高めていくのがベストでしょう!

 

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【校正時の豆知識】

校正する時には、『 間違いを見つける 』だけでなく、常に『 どのような間違いが起こるかを想定 』して行えば、必ずスキルUPにつながります!

 

そこでですが、校正・校閲に関して、お悩み事等あればご相談ください!

まだまだ若輩の身ですが、可能な限り答えさせてもらいます。

時には相談にのっていただくことも。

inoue.eiji@d-cd.jp ←こちらまで!!

 

それでは、次回もお楽しみに~ & メールお待ちしています!

 

 

Topics: デザイン, 校正・校閲

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