制作事例インタビューVol.1/日立産機システム様①

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特約店、販売店の「売りたい気持ち」を掻き立てる

新製品のトータルプロモーションを実現。

(オイルフリースクロール圧縮機/トータルプロモーション事例)

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(写真左より、松井様・DCD内山・小野澤様・後久様) 

 

日立産機システム様は、2002年に日立製作所の産業機器グループを母体として設立された、産業、社会インフラ分野で幅広く製品、サービス、ソリューションを提供されている企業です。私たち大伸社コミュニケーションデザインは、日立産機システム様の新製品「アモルファスモータ 一体型 オイルフリースクロール圧縮機」のデビュープロモーションとして、カタログ、動画、Web、ポスター、展示キット、セールスガイドの制作をさせていただきました。今回はこちらのプロモーションをご担当なされた、株式会社日立産機システム 空圧システム事業部 後久様、営業企画部 松井様にお話を伺いました。

 


日立産機システムとして初めての試みとなる

新製品のトータルプロモーションを遂行。


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 ◎後久様

オイルフリースクロール空気圧縮機の新モデルのプロモーションをご依頼しました。オイルフリースクロール圧縮機は、低騒音・低振動が特徴で潤滑油を使用しないことから、油分を含まないクリーンな圧縮空気を供給することができ、食品や医療分野をはじめ、研究や試験など、幅広い用途で使用されています。今回発売した製品の特長は、世界で初めて*1圧縮機本体とアモルファスモータを一体化している点と現行販売機の37%まで小型化*2させ、今までとは違う新しい使い方を可能にした点です。私自身も初めて開発試作機を見た時は、その小ささにあっと驚きました。そんな、インパクトのある製品なので、華々しくデビューさせたいという想いがあり、従来のカタログやWebだけの販促活動に止まらないトータルプロモーションを行うことにしました。

 


DCDに発注した決め手は、全てを説明しなくても

期待以上のものが上がってくる安心感。


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◎後久様

トータルプロモーションを行うことが決まり、社内からは様々なアイデアが出てきました。しかし、これまで私たちは多面同時にプロモーションを行ったことがなかったんですよ。そこで、企画力と実現力がある協力先を探すことに。加えて、このお仕事は時間がない中で取り組んでいただく必要があったため、しっかりと意思疎通ができる会社と組みたいという思いもありました。そう考えた時に、DCDさんなら「期待に沿ったものを作ってくれるだろう」「こちらのオーダーをしっかりと汲み取ってくれるだろう」と思い、名前が頭に浮かびました。

 

◎松井様

そうそう。全てを説明しなくても、求めているものをきっちり提案してくれるんですよね。他の会社も候補としてはあったのですが、我々の想いがたくさん詰まった製品だったので、DCDさんならそこも含めて理解し良いものを作ってくれると思いました。

 


「小型化」という特長を最も伝わるカタチにした

プロモーションツールが完成。


<カタログ>

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◎後久様

私たちは「小さくなった」ことを最もアピールしたかったんですね。このオーダーに対してDCDさんは、製品の魅力が伝わるものを次々に作ってくれました。特にカタログでは、真正面から撮影した製品写真を表紙に使用したことが印象的でした。私たちの業界ではなかなか見ないアングルですが、おかげで製品のコンパクトさがより伝わる表現になったと思います。また、「はるかに小さく。はるかに自由に。」というキャッチコピーを中心に展開された誌面は、製品の特長を上手に表現し、「こんな使い方ができる」「あそこに置ける」とユーザーの想像を掻き立てるものになりました。その他にも、家電の広告のような表現を用いたポスターや実寸の大きさがわかる展示キット、先進的でチャレンジングなデザインのWebサイト、そしてWebサイトで展開される動画など、クオリティが高いものを手際よく提案してくださいました。本当に、スタッフの皆さんは勘どころが良いんですよね!

 

<Webサイト>

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http://www.hitachi-ies.co.jp/products/cmp/scroll_oilfree/amorphous/index.html

 

<動画>

 

 


ご担当者様のもとに、社内外を問わず

各方面からお褒めの言葉が届く。


 ◎後久様

このデビュープロモーションを弊社の当時の社長が社内で「他の製品のプロモーションもぜひ参考にしてほしい」と褒めてくれましたよ。また、私たちの製品は特約店や販売店を通して、エンドユーザーにお届けするという商流が主なんですね。特約店向けに行なったお披露目会で、これらのツールを使ってご紹介したところ、「日立産機らしくない!」という感想をいただきました。実はこの言葉、私たちにとっては最高の褒め言葉なんです!「日立」と聞くとお堅い感じの説明調のカタログを作っていると思われがちなんですが、今回は狙い通り、小型化したことが印象的に伝わるツールになったはずです。

 

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◎松井様

また、その他にも「久しぶりに売りたいと思う製品を出してくれたね」と特約店の方から声をかけてもらった時は感激しました。私たちのミッションは売り手が売りやすい情報提供とプロモーションツール作りなので、この言葉は本当に嬉しかったですね!

 


期待以上のものが出来上がり、

DCDは「しっかりと対価を払いたいパートナー」だと実感。


◎後久様

今回良かったことは、全てのプロモーションを一括でお願いできたことですね。実際のところ結構な発注額になるので、競合コンペにすべきかとも思いましたが、パートナーの選定段階で私たち以外の社員とも「やっぱりDCDさんが良いよね!」と話がまとまったという経緯もありました。初めての挑戦ばかりでしたが、結果的に期待以上のものを出してくれたので、DCDさんを選んで正解でした。

 

◎松井様

このプロモーションは、特約店やユーザーに「製品の価値」を認めてもらうことに繋がったはずです。それは、DCDさんにこの製品の良さが最大限に伝わる表現をしてもらえたからだと思います。まさに「コミュニケーションデザイン」ですね。会社の名前の通りじゃないですか!DCDさんは、お値段は安くはありませんが、高いとは感じさせないんです(笑)。それは、価値があるものをしっかりと提供してくれるからだと思います。そんなものをいつも作ってくれるパートナーです。

 


今回、トータルプロモーションを担当した製品はこちら


「アモルファスモータ 一体型 オイルフリースクロール圧縮機」

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 世界で初めて*1圧縮機本体とアモルファスモータを一体化することで、現行販売機種(同容量機)に比べ製品容積比を最大37%まで小型化*2し、今までスペースの制約で設置できなかった場所への設置などが可能となりました。

 

*1圧縮機本体とアモルファスモータを一体化したことが世界初。2017年1月日立産機システム調べ

*2日立産機システム7.5kW機、SRL-A7.5DV とPOD-7.5VNP とのパネル寸法での容積比較。

 


取材にご協力いただいた、株式会社日立産機システム


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日立製作所グループの基幹を担われる産業機器メーカー。主に工場で活躍する製品を製造販売しています。日立グループの一員としてそのアドバンテージを活かし、産業から社会インフラまで幅広い分野への機器、サービス、ソリューションを一括してご提供。ただものを売るのではなく、製造から販売、アフターケアまでトータルで提供できるところが強みであり、工場、サービス、営業が社内に揃っているという体制が、それを実現されています。

http://www.hitachi-ies.co.jp

 

20173月に取材しました

 

Topics: 制作事例, お客様インタビュー


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