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Posted by Ryan Darmady - 16 11月, 2017

異文化マネジメントには欠かせない!「グローバリゼーションとホフステードモデルの数値の話」

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こんにちは!マーケティング本部のライアンです。

先輩から「大学で勉強してきたこと」をテーマに記事を書いてほしいと依頼を受けました。自分の大学時代の専攻は「国際経営」です。この分野は「異文化マネジメント」と密接な関係があり、語る上ではグローバリゼーションとホフステードモデルの数値」の話が欠かせません。

 

ホフステードモデルの数値のご紹介

ご覧の皆様は、「ホフステードモデルの数値」をご存知でしょうか。

 

ヘールト・ホフステードというオランダ人の学者は、1980年にその国々の国民性を数値で示した「ホフステード指数」と呼ばれる理論を開発しました。彼は、世界で様々な国の文化を定量的に測定、比較し、異文化環境に効率的に対応するためのヒントを得て、さらには指数化しました。 量的データを収集するためIBMの全世界40カ国にある拠点で11万人の社員に価値観に関するアンケート調査を実施。その数値結果が、ホフステードモデルです。

 

この理論は、現在でもグローバル企業の国際コミュニケーションやグローバルマーケティングや人材育成などで、幅広く使われています。

 

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引用:  https://www.hofstede-insights.com/product/compare-countries/

 

1.Power distance index (PDI) 上下関係の強さ

2.Individualism (IDV) 個人主義傾向の強さ

3.UMasculinity (MAS) 男らしさを求める強さ

4.Uncertainty avoidance index (UAI) 不確実性の回避傾向の強さ

5.Long-term orientation (LTO) 長期主義的傾向の強さ

6.Indulgence versus restraint (IVR) 快楽的か禁欲的

 

この記事で詳しく説明するのは難しいので、ホフステードのウェブにアクセス出来ますので、ご興味がある方はぜひご覧ください。

 

グロバリゼーションとホフステードモデルの数値

分析対象となるホフステードの数値のデータを利用することは、国の文化が異なることが理解でき、効率的に制度に生かすと同時に、異文化問題を解決することに繋がると言われています。しかし、時代の変化、そしてインターネットのおかけで、グローバリゼーション効果はビジネスだけではなく日常生活にも世界中の人々に影響を与えています。

 

現代は、留学や海外での勤務、国際結婚など、異文化間での交流が盛んになっており、人々は文化の違いを超えた社会的適応が促される環境にいます。私の場合は中国系インドネシア人なので、中国とインドネシアの文化で育ちました。そして、大学からは日本で暮らし、現在は東京で働いています。現代では、国によってはこんなことは当たり前になっています。そんな現代だからこそ、ホフステードがデータの収集を行なってから30年近く経った今、ホフステード指数を出しなおしたら、もしかしたら異なる結果が出るかもしれません。

 

私のように長い間母国とは異なる国で暮らしている方、様々な国の人が勤務する外資系企業に勤める方、そのほか異文化間結婚をしている方などにとって、最も重要なのは自分が新しい社会にどう適応していくのかということだと思います。昔よりも気軽に、海外で生活や仕事を行なったり、異なる文化を持つ人と交流ができる現代ですが、異文化を受け入れる側にも新しい試みや制度の整備が求められています。

 

グローバル企業であれば、色々な国から来た人材に対応するため、異文化に対するより深い理解が必要です。また、現代版のホフステードの数値を算出することは、グローバル企業の戦略立案にも役立つはずです。

 

どうですか皆様。ホフステードモデルの数値では、日本と米国の「個人主義傾向の強さ」のスコアが全く異なりましたよね。日本人が長い期間で米国留学すると、スコアに変化が現れる可能性があるかもしれませんね。

 

Topics: コラム


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