育児休業 2年に延長へ!

header-picture

こんにちは。営業サポートチームの土屋です。

育児・介護休業法が改正され、今年の10月から育児休業の期間が最長1年半から2年まで延長可能になりました。産休と合わせると最長で2年以上の休暇を取れることになります。なんと長い!と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、今回の改正ついて少し書かせていただきます。

今までは育児休業は原則子供が1歳となる誕生日まで、つまり1年間が基本でしたが、保育園に空きがなく子どもの預け先が見つからないなどの場合は最長6ヶ月間まで延長できました。それが、今回の改正により、1年半たってもまだ保育園が見つからない場合、最長2年まで延長ができるようになりました。

ただ「2年の育休」とだけ聞くと長いように感じます。しかし実際に私はこんな方にお会いしたことがあります。保育園は0歳児の4月入所が入りやすいというのはよく聞く話で、その方は子どもが10ヶ月の時点で4月入所をしたいと思い、0歳児枠での認可保育園の入所希望で複数申し込みました。夫婦共々フルタイム勤務ですが、結果は全滅。その方の住んでいる地区は認可外保育園の数が少なく、また東京都心でファミリー向けの物件は家賃も高い金額のところばかり。フルタイムで働いても、もしかしたら赤字になるかもしれないし、応募しても入所できるかはわかりません。しかしその方の勤務先では、法律で定められている1年半の期間しか育児休暇は認められておらず、その時点で保育園に入所するなどして復帰できなければ退職をしなければならない、とのこと。4月以外のタイミングでの保育園の入所はなかなか難しいので、果たして子供が1歳半になるまでに見つかるかどうか、とても心配とのこと…

この方の他にも、法律で決められた期間しか育児休暇が認められていない企業の話はたまに耳にします。少し前に保育園に入れない方のブログが話題になりましたが、働く意欲があるのに保育園に入れず困っているお母さんは非常に多いのです。私も「保活」を経験しましたが、本当に大変な思いをしました。「2年の育休」とだけ聞くと、長いと感じるかもしれませんが、現実問題として、保育園に入所するためにそれだけの期間がかかってしまう場合もあります。

今回の改正で「働きたい!」と意欲のあるお母さん達が少しでも働けるようになればよいな、と願うばかりです。

Topics: コラム, 休日・家族


Recent Posts

事例紹介:製薬業界におけるCX変革のためのトレーニング

read more

2024年4月から合理的配慮の提供が義務化!WEBサイトユーザビリティとの関係は?

read more

人的資本経営を推進する企業の「採用戦略」として重要なこと

read more