DCD Blog

avatar

Posted by Takahiro Goto - 15 10月, 2019

VRを活用した調査・プロトタイピングメニューのご紹介

header-picture

こんにちは、CG、XRチームの後藤です。


弊社では商品やサービスの調査、検証にVRを活用するというご提案を行っております。商品やサービスの使われ方を調べるためには、ユーザー調査やプロトタイピングといった手法が、現在、広く利用されていると思いますが、VRとそれらのメニューを組み合わせることによって、今までになかった様々なメリットが生まれます。今回はその例として、3つのメニューをご紹介いたします。

【メニュー】

①ショッピング調査 × VR

②プロトタイピング× VR

③エクスペリエンス調査 × VR

 

①ショッピング調査 × VR

【概要】

 VRの仮想空間内に再現されたバーチャルショップで、商品購入や店舗利用の場面を検証することができます。

・被験者は自分の足で、仮想の店舗内を歩き回ることができます。モーションコントローラーを使って、商品を手に取ったり、かごに入れたりすることも可能です。

・モデルやテクスチャーを作成すれば、実在する商品を配置することも。

・調査対象の商品について、どんなパッケージデザイン、POP、配置が目に留まりやすいか、比較検証することが可能になります。

・調査対象が店舗レイアウトの場合でも、効果的な導線や棚の配置、視界の確保状況を確認することができます。

 

light_vlcsnap-2019-06-21-16h12m52s170

light_vlcsnap-2019-06-21-16h14m49s258

light_vlcsnap-2019-06-24-11h56m32s536

【メリット】

 従来、店舗の調査といえば、広いスペースに棚や商品を配置して、疑似的な店舗を用意するか、実際の店舗の営業時間外で行うのが一般的だったと思います。それらをVRに置き換えることによって初めて生まれる、VRならではの様々なメリットがあります。

Annotation 2019-07-25 190343

【ヒートマップ機能】

 VRアプリにヒートマップ機能を追加すれば、複数の被験者が通った導線や、視界の変遷を記録することができます。

・アイトラッキング機能の付いたVRヘッドセットを使用すれば、視線を記録することもできます。

・商品ごとに、被験者が見た回数とその時間、または掴んだ回数とその時間の記録を残すことが可能です。

・記録した結果は、CSVなどで書き出し、統計レポートとして活用することができます。

 

従来の実在型の仮想店舗でも、専用のアイトラッキングデバイスや、屋内測位システムなどを使って、ヒートマップや導線を記録、検証することは行われていますが、高価で大掛かりな装置が必要になります。VRであれば、ヘッドセットのトラッキング機能をそのまま活用することができます。物を掴むなどのアクションをカウントすることもでき、複数パターンの比較検証も容易になります。

light_vlcsnap-2019-06-21-16h12m52s170_HeatMap

 

②プロトタイピング× VR

【概要】

・製品のプロトタイプをVR内で確認することができます。

・あらかじめプログラムを組んでおけば、VR内でサイズや組み合わせを変更できます。最適な組み合わせや、サイズ感を確認することができます。

・例えば車であれば、コントローラー操作で車高や車幅の変更が可能です。

・運転席に座ることで、車高や車幅を変えた時に、運転席からの視界がどのように変わるかを確認することができます。

・車以外のプロダクトでも制作可能です。

・製品のCADデータがあれば、そちらを活用することができます。

・まだ存在しない製品や、アイディア段階のコンセプトモデルであっても、CGで制作することで、手に取るように確認することができます。

light_vlcsnap-2019-06-24-11h17m44s853

light_vlcsnap-2019-06-24-11h20m35s372

light_vlcsnap-2019-07-08-08h32m00s905

 

③エクスペリエンス調査 × VR

 ・商品、サービスの利用時や、日常生活での気づきなどを調査。

・被験者の身長など、体格によって目線や使い勝手がどのように変わるかを、確認することができます。

・年齢や性別など、人の属性によって注目する点や気になる箇所がどのように変わるかを、比較検証することが可能です。

・ネットワークに接続すれば、複数人で空間を共有して、互いにコミュニケーションをとることも可能です。

・現実では再現性の低い状況や、危険な状況も、VRであれば表現することができます。

light_vlcsnap-2019-06-21-16h01m04s885

light_vlcsnap-2019-06-24-11h31m47s338

light_vlcsnap-2019-06-21-16h00m19s325

■調査の設計、アウトプットについて

 大伸社グループには、エクスペリエンスデザインやデザインリサーチを得意とするmct.https://www.daishinsha.co.jp/mct/)があります。VRの制作だけでなく、調査手法の設計やアウトプットのディレクションも可能です。

mct概要

■最後に

 今回は、VRと調査を組み合わせることで可能になる調査の例と、そのメリットをご紹介させていただきました。例として3つ取り上げましたが、この他の調査であっても、調査の対象や調査内容に合わせてカスタマイズ、ご提案することが可能ですので、VRと調査の連携にご興味のある方は、お気軽に弊社までご相談ください。

 

 

Topics: VR・AR・CG


Recent Posts

VRを活用した調査・プロトタイピングメニューのご紹介

read more

【BIT VALLEY 2019】セッションレポート

read more

BIMデータ活用のご提案 ~属性情報の活用~

read more