CGディレクターの堀江です。
皆様に最新の技術をお伝えすべく、このブログを書く事にしました。
今話題のUnreal Engine4についてご紹介します。
PS4やXboxなどでゲームをされている方は、凄い綺麗でリアルなグラフィックに驚かれているかと思います。
これらは各メーカーが、莫大な金額を技術開発に投資して作り上げた物理プログラムの結果なのです。
Unreal Engineとはその物理プログラムなのですが、それが今年の春に無料で配布されました。
ロケット開発に例えますと、ロケットを打ち上げて軌道に載せ、データを収集し帰還させる事はNASAのような政府機関でないと予算が莫大過ぎて個人ではロケット開発ができません。
それが、ロケットと打ち上げ場所、ロケット専用プログラムまでを個人に無料提供してくれる事になったと言う事です。
参入障壁と開発費が、グンッと下がったと言う事です。
そしてUnreal Engineはプログラムコードを必要としません。
ブループリントと呼ばれる各プログラムコードをノードで繋ぐだけです。
これもロケットで説明しますと、地球から月まで飛ばそうとすると軌道計算をしなければなりません。
少しでも計算を間違えるとロケットは軌道を外れてしまいます。
ノードとは、「 地球 」 → 「 月 」とラインを引くだけで後は自動に軌道計算をしてくれるのです。
このように個人でもPS並みのグラフィックが作成でき、ゲームも開発できるのです。
Unreal Engineはプラットフォームを選ばないので、PSやXboxのゲーム開発や、スマートフォン向けのアプリやゲーム開発に使用されています。
つまり、これからスマートフォンでPS4並みのグラフィックがリアルタイムに動く事ができるので様々なところで3DCGが活躍する事になるのです。
インテリアだと、撮影や動画が必要なくなり、ユーザーが自由にスマートフォンでリアルな空間を歩き回れ、設定した間取りに好きな家具を配置し自由にコーディネートやシミュレーションが行われる事ができます。
デバイスがスマートフォンですので、その情報を友人や家族、海外にも送信する事ができるのです。
ソフトウェアはUnreal Engineとして、ゲーム機は、スマートフォンとすると後は出力装置です。
ここで次にご紹介するVR「 Oculus 」です。
VRとは仮想空間を体感できるヘッドマウントディスプレイの事です。
頭の動きに追随し、違う世界にいるかのような没入感を体感できます。
今年の春にfacebookが「Oculus 」を2000億で買収し話題になりました。
先日、sonyからもPlay Station VRと言うのが発表され、Microsoft,Apple,googe,samsung、と各IT会社も開発に乗り出しています。
VRを使って、トヨタでは車のシミュレーションにも活用しています。
東京CGでは、Unreal EngineとVRを活用して新しい活用法を提案していきます。
これから様々な場所でVRを体感できると思いますので、皆様も一度ご体感ください。