どーも、ご覧頂きましてありがとうございます。東京ビジュアルデザイン部の大北です。
早速ですが、道端でこのような車が停まっている様子を見たことはありませんか?
ワンボックスの車でもなく、バスでもなく…なんの車や!と、思った方もいると思います。
もしかしたら、こちらの車の近くでは、雑誌やインターネットで使用するための写真の撮影をしているかもしれません。
(普通に自家用車として使用している場合もありますが、、)
(撮影でない場合もありますが、、)
(勘違いしていると恥ずかしいですが、、)
(…もういいですかね。)
実は、この車は「ロケ車」と言いまして、中には、モデルさん、カメラマン、スタイリスト、等々のスタッフや、撮影に必要な各種機材がぎっしり入っています。雑誌にはモデルさんだけが登場する場合が多いと思いますが、その写真を撮影するためには、モデルさんだけではなく、お仕事をくださったクライアント様、カメラマン、スタイリスト、ヘアメイクなどのスタッフに加えて、各アシスタントなど、裏側ではたくさんの人が関わっているのです。
外での撮影の際は、特に道路や道端での撮影には、使用許可の申請や準備など、撮影までに済ませておくべきことが、たくさんあります。当日がスムーズにいくように、打ち合わせを何度も重ね、アイデアを練り、天気が良くなるように、てるてる坊主を作って願ったり。…準備をした分、本番でうまくいくと自信が持てたりもします。
もちろん、トラブルが発生することもあるので、その時は、みんなでどうすればいいか、こうすればいい、あれをしてみよう、こんなのはどうだろう…。と、様々な知恵を絞って、より良いものを作ろうと一丸になって現場スタッフ全員で現場を作り上げていきます。
あっ、ロケ車の話題でしたね。ロケ車は、約10〜20人ぐらい乗れるタイプが多いと思います。ファッションの撮影であれば服を何十着も吊っていたり、モデルさんのメイクができるようにドレッサーを完備していたり、暖房器具を使う際に必要な発電機を備えていたり、あの車一台あれば、外での撮影に必要なものが一気にまとまってしまいます。明日から、ロケ車を見かけた時には、ぜひ周りをキョロキョロしてみてください。集団で動いている団体がどこかにいたら、それはもしかしたら撮影の真っ最中かもしれませんね。
最近はスマートフォンが増えてきて、雑誌などの印刷物に触れる機会が少なくなってきているかと思います。一眼レフや、インスタントカメラで撮影することも少なくなってきています。携帯では撮れない写真ならではの魅力を少しでも感じてもらえると、嬉しいです。とは言ったものの、ロケ車での撮影、私も最近できていないのですが。またできるよう、頑張っていきます!
次回は、外ではなく、スタジオでの撮影についてお話できればと思います。