私のオススメ本!『ホスピタルギャラリー』を読んで

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こんにちは、営業 田口です。

今回は、私が最近読んだおすすめ本の紹介第3弾です。タイトルは、「ホスピタルギャラリー」です。

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発売日:2016年2月

出版元:武蔵野美術大学出版局

編:板東孝明 

先日、広報吉田よりブログ記事にあげていた「ホスピタルとデザイン展」(https://www.daishinsha-cd.jp/blog/axis)に行った際に紹介されていました。日ごろお仕事で製薬会社さまや医療機器・設備の会社さまとお話しすることが多いので、何か今後のヒントになればと帰り道に六本木の青山ブックセンターで即購入。

2008年、徳島大学病院と武蔵野美術大学とのコラボレーションで誕生した、病院内の小さなギャラリー「be」について書かれています。アートディレクターはあの著名なデザイナー、深澤直人さんで、武蔵野美術大学基礎デザイン学科「形態論」の学生さんの作品が展示されています。病院内のギャラリーということで、ショーケースも車いすの方やお子さんにも見えやすいよう低めに設置されていたり、リハビリにも使えるように手すりを設置するなど、細やかな工夫が施されているそうです。

本書では、誕生のきっかけや経緯、展示作品や、関わられた方のこのギャラリーに対する思いなどが紹介されています。また、ギャラリー内に設置された「感想ノート」も紹介されていて、特に印象的だったのが、「介護疲れのためホットする気持ちになれます。」というコメント。確かに、一般の方が病院に行くということは、自分もしくは家族・友人の体が不調になっているときですよね。そんな「非日常」の空間で少しでもホッとする瞬間を提供出来たら…という思いがとても伝わる内容でした。

またおもしろい書籍があったらご紹介させていただきます。最後までお読みいただき、ありがとうございました。 

Topics: コラム, ヘルスケア, 本の紹介


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