セントラルユニさんのmashup studio に訪問しました!

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こんにちは、UXエンジニアの後藤です。

先日、デジタルテクノロジーを駆使したコンテンツで病院づくりをサポートされているスタジオがあると聞き、
セントラルユニさんが運営されているmashup studioに訪問させていただきました。顧客と共にUX視点で検討し、最良のアウトプットに繋げる仕組みなど多くの気づきがありましたのでご紹介したいと思います。

mashup studio

mashup studio

セントラルユニ 様HPより


セントラルユニさんは手術室や集中治療室といった病院設備の設計や施工管理、関連する機器やシステムの開発・製造・販売まで、幅広い事業を展開されている会社さんで、弊社でもWebオウンドメディアHCD-HUBの企画制作でお手伝いをしております。

今回訪れたmashup studioはそのセントラルユニさんが運営されているスタジオで、実機の展示だけでなく、照明の体感や3Dシミュレーション、ディスカッションが可能なコラボレーションスペースになっています。

そんなmashup studioは湯島にあり、なんと5階建ての建物まるごとがスタジオになっています。スタジオは階ごとに内容が分かれており、下記のような構成になっています。

5階 リアルシミュレーション(手術室・集中治療室)
4階 サイバーシミュレーション(3Dシミュレーション・ナビゲーション)
3階 インフォメーション(ディスカッションスペース・執務エリア)
2階 リアルシミュレーション(照明システム)
1階 リアルシミュレーション(医療ガス供給システム)

今回は上の階から順番に内容や感想をレポートしたいと思います。

 

◆5階

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5階では手術室や集中治療室の環境が再現されています。特に手術室は普段立ち入ることができない空間なので新鮮でした。


手術室といえば緑のイメージが強いのですが、今回再現されていた手術室は青を基調とした空間になっていました。最近では手術室まで(患者さんが)歩いて入ってから麻酔をかけることも増えているそうで、患者さんに術前の不安やストレスをなるべく与えない空間が求められるようになってきており、今回のような青 、あるいは暖色系の色味を使った手術室も増えているそうです。


手術室の照明の種類によって、モニターの映像や手元の見やすさが変わる様子を体感させていただきました。近年では内視鏡手術などで特に モニターを見ながら手術をすることが増えているので、モニターの配置や視認性が重視されるようです。また、手術室は備え付けの設備機器の入れ替えや配置の検証をしやすいように、可変性の高いモジュールの仕組みを採用しているそうで、常に最新鋭の機器が必要とされる手術室のニーズに合わせた提案が可能な空間になっています。

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一方の集中治療室コーナーでは、病院の経営者だけでなく、病院スタッフ、患者さんやそのご家族を招いて快適な集中治療室について話し合うといったことも行われているそうです。クライアントの意見だけでなく、その先のユーザーの意見を聞いて、提案に取り入れるというセントラルユニさんの姿勢は、ユーザーエクスペリエンスを提案している弊社の取り組みにも通じるところがあると思いました。

 

◆4階

mash_img_section_visual02セントラルユニ様HPより

4Fには3Dシミュレーターとプロジェクターが設置されており、建設予定の病院のフロア全体や手術室・集中治療室の3Dシミュレーションを体感することができます。


まず目につくのは、非常に大きなプロジェクターの投影画面で、高さは人の身長以上、幅はワイドモニターを2枚繋げた大きさがあります。これは複数人で話しながら見ることができるということだけでなく、シミュレーターの画面を人の目線にした際に、実際の寸法に近いサイズで表示できることを意図しているそうです。確かに画面の目の前に立つと、映し出された映像が視界いっぱいに広がるので、まるでシミュレーション空間の中に入ったかのような感覚を味わうことができました。


現物展示では建設予定のフロアや設備配置の再現は難しいですが、3Dシミュレーションであればそれらのシミュレーションができるだけでなく、その場で色を変えたり、視野の広さを確認したりすることも可能になります。

病室の広さや病床間隔、窓の位置によって、患者さんの快適さや、プライバシー、スタッフの目の届きやすさ(安全性)などがどのように変わるかが、人の目線の高さから確認できるようになっており、3Dの特性を最大限に活かしたシミュレーターの活用方法になっていると思いました。

 

◆3階

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3階にはディスプレイやホワイトボード、ライブラリーが用意されており、ディスカッションやアイディア出しができる空間になっていました。壁面のシェルフには社員の方のお土産のおもちゃや、趣味の書籍などがたくさん置いてあり、自由なアイディアが出しやすそうな雰囲気が楽しかったです。

 

◆2階

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2階は山田医療照明さんによる医療用照明と空間の展示です。部屋のごとに異なった照明が設置されており、照明によって見え方がどのように変わるかを体感することができるようになっています。

手術室の照明「無影灯」は、手術中、執刀医の手の影が邪魔にならないように、影ができにくいようになっているそうで、なるほどと納得しました。また、手元の見やすさだけでなく、血色の演色性を考慮した照明もあり、そうすることによって患者さんの顔色を見ながら手術を進めやすくなるそうです。

 

◆1階

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1階にはモジュール式の集中治療室やガスの供給システムが展示されていました。
セントラルユニさんはガス供給システム全体の提案を行っており、無機質で画一的になりがちな病室ガスのアウトレットに、デザイン性や利便性を追加する取り組みも行っています。


◆まとめ

セントラルユニさんのmashup studioは、製品を展示するショールームとしての役割だけでなく、シミュレーションやディスカッションを通して、コミュニケーションが発生する場としての役割も持った空間になっていました。クライアントやその先のユーザーの意見を重視する姿勢や、それらを聞きだすための仕組みづくりは、HCD(人間中心設計)のコミュニケーションを目指す弊社にとって勉強になることばかりでした。

セントラルユニさんは長い歴史があるにもかかわらず、新規事業の開拓に積極的で、新しい取り組みを行いたい人が手を挙げやすい社風があるそうです。今回の訪問でも活力に溢れたとても魅力的な会社さんだと感じました。

 

株式会社セントラルユニ様
http://www.central-uni.co.jp/


株式会社セントラルユニ様運営 HCD-HUB
http://www.central-uni.co.jp/hcd-hub/

 

Topics: レポート


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